深夜2時。某コヨーテクラブにて。お店がそろそろ閉まり始める。
大:明日ゴルフで5時起き?大丈夫なんですか?今もう2時ですよ。
駐:良いよ。社内(の人とのゴルフ)だから。
大:っていうか今日日本から帰ってきたばかりじゃなかったでしたっけ?
(心の声:ああ空港から直行してお店に来たんでしたね、、、。っていうか頭おかしいんじゃないの、この人?家帰って寝ようよこんな時ぐらい、、^^;)
こんにちは、バンコクにある日系大手商社に現地採用として6年半務めて2015年末に退職しました。大さん(@daijirok-jp)です。
昨日はバンコクの夜遊びについて少し触れましたが、私はバンコクの夜遊びといえば商社の駐在員(営業職)にかなう者はそうそういないと思っています。ホントに。
ちなみにこの記事は駐在員についてですので、現地採用だった私はそんなに夜遊びについて詳しくはないです。
駐在員のスケジュール
お客さんやサプライヤ、日本からの出張者がひっきりなしにやってきますし、年末の忘年会シーズンや年始の新年会。客先の駐在員が帰任して、新しい駐在員が徒任してくる3月9月。これらの月はだいたい夜は毎日会食となります。
もちろんご飯食べて終わりではありません。宴もたけなわの頃に”じゃあ、次はどこいきましょうか?”みたいな話になるわけです。
日本からの方はそれこそやる気満々で来られる事が多いですし、こちら側におんぶに抱っこ。タイ現地のお客さんはそれなりに慣れてくると”カラオケ飽きたし、なんか面白いところないの?”みたいな事を言ってくるのはおきまりのパターン。
客先の駐在員が帰任する際は、各社競って送別会に誘うのでアポを取るのが大変です。できるだけ早く帰任の辞令情報を入手して、後任の方の情報も聞く必要が有ります。
そんなこんなで、年末年始、3月などは毎日会食+αみたいな事になります。その上少なくとも土日片方はゴルフ。下手すりゃ土日ゴルフ。そんな疲れている時に突如起こる仕事の問題(不具合等)、突然連絡をよこしてタイに来るとか言ってくる本社の人間+お客さん(監査等)。しかも日本からの人たちは遊ぶ気満々。
本当に駐在員のスケジュールは連日連夜の会食。好きじゃないと絶対無理だなというものでした。要するに自分には無理だなと思ったのをよく覚えています。
帰任・徒任
駐在員は任期中に体重増加、かついろいろと不健康になってから帰任になります。こんな生活で健康でいろというのがそもそも無理です。
帰任前には後任駐在員への引き継ぎ。仕事はもとより会食場所やその後のお店。どこにボトルがあってどこの会員か。お店の雰囲気やランク。一緒に行く事でしか伝わらない事も多いでしょう。
バンコクの駐在とはどういうものか会社もよく分かっているので、商社のタイ駐在になるのは夜に強くて、丈夫な人が選ばれている可能性も高いです。
また今まで食い散らかしてきた「個人的な清算」もあるかも知れませんが、その辺はよくわかりません。笑。女の子に聞くといろいろと相場があるらしいです。
夜のお店なんて楽勝?大好き?
そういう人は商社勤務。おすすめです。現地採用でも会食+αに行く機会はそれなりにありますし、出世すればするほどそういう機会は増えるでしょう。でも、遊びじゃなくて仕事です。
そして交際費をキープするためにどんどんお金を使わなくてはなりません。この辺がタイで事業を起こして成功した人とは違うところだと思います。
お客さんからの「どっか面白い店ないの?」攻撃や、「話のネタ」を増やすために日々お店を開拓しなければなりません。お店でも、自分ばかり楽しんでもダメなわけで、お客さんに楽しんでもらうエンターテイナーである必要があります。
お酒も率先して飲み、いろいろなゲーム(もちろん罰ゲーム有り。主にショットイッキ)も覚えて教えてと、総合力が求められます。
感想
私の知る駐在員のスケジュールは本当にありえないスケジュールになってました。特に年末。アポがキャンセルされると、社内の人や部下(私含む)を誘っていました。本当に大好きなんでしょう。
とは言うものの普段はお客さんとの会食ばかりだし、普段から客先訪問で外出が多いので社内や部下と話す機会を務めて作っていたと考えると、やはり”すごい”と言わざるをえません。
今回の内容はあくまで私の知っている商社の営業職の方たちの話です。私の知っている人というのはどうしても車載関係でXXX社のグループという事になるわけですので、全ての商社勤務駐在員の営業さんに当てはまるわけではありません。
また、社風もあるんだと思います。