今回は先日購入した DJI OSMO Pocket と GoPro の比較をしたいと思います。
この2機種でどちらを買うか悩んでいるなら、結局どんな動画を撮りたいのかという事を考えるとおのずと答えは見えてきます。
私は両方持っていますが、この2機種は根本的にターゲットが違うんだなというのは使ってみて良く分かりましたのでそれを解説します。
GoProの特徴と使われ方
2018年現在でバージョン7まで進化が進んでウェアラブルカメラの雄ですが、そもそもどういうカメラなのかを簡単に紹介します。
GoProの特徴
下記の3点
1.とにかく小さい
2.とにかく丈夫
3.設定でかなり広角にできる
正直この3点の特化して、のし上がってきたと言っても過言ではないビデオカメラでしょう。
きの基本を踏襲しつつ手振れ防止能力や画質の向上というバージョンアップが繰り返されてきて今やバージョン7になっています。
GoProの想定される使われ方
1.丈夫である事からスキーの板やサーフィンの板、モトクロスバイクのハンドルに、そしてバットの先にセットして放り投げたりとかなりハードな使われ方をしています。はたまたスキューバダイビングに持ちこんだりととにかくいろんなアクティビティの寄り添って記録してくれるビデオカメラです。
2.かなり小さい事からウェアラブルカメラという名が示す通り、その小ささを活用して、ヘルメットの上につけたり胸の前に装着するためのアクセサリや犬の背中につけたりして動画を撮影できます。そしてアタッチメントのアクセサリ群も豊富にあります。
3広角である事から迫力のある動画や写真が撮れます。自撮り棒の先につけて船の船首からインスタ映えする写真を撮るみたいな使い方をされる事もよくありますよね。
DJI OSMO Pocket の特徴と使われ方
2018年12月に発売されたDJI OSMO Pocket。ドローンで有名なDJIですが、そのドローンに取り付けているスタビライザー付きのカメラが手元にやってきたと考えることができるでしょう。
DJI OSMO Pocketの特徴
1.手振れ防止が秀逸
2.小さい
4.自撮りに対応している
3.耐久性がかなり低い
OSMO Pocket は手振れ防止に特化した撮影機器で、モーターがついたアームが傾き検知をして常に水平を保ってくれる。そんな高機能ながらポケットサイズの小ささというのが売りです。
小さいながらモニターが付いておりこのモニターを見ながら撮影可能です。カメラの向きもこのモニター部分でコントロール可能なことから自分の姿を見ながら自撮りができるのはGoProにない利点です。
ただしこのカメラを動かすアームははっきり言ってかなり耐久性が低く、赤ちゃんにでも簡単に破壊できるほどの脆さです。
OSMO Pocket の想定される使われ方
手振れ防止が秀逸で小さい、ただし耐久性が低い事から、手にもって動きながらの動画撮影及び自撮り動画撮影に適しています。ディスプレイを見ながら風景を、そして自撮りをブレなくきれいに撮影する事ができます。
手振れ防止機構は常に水平をとるために細かくアームを微調整するためモーターが動いており、これは大きな衝撃や外圧に耐えられません。
比較結果とまとめ
高度ウン全メーターから落としてみたという動画の撮影に使われるほど頑丈なGoProに対して、DJI OSMO Pocketはもろすぎます。
実際に動作させてみればわかりますが、DJI OSMO Pocketは1メートルの高さから落としても壊れそうな脆さです。しかしビデオカメラとはほとんどがそういう製品で、GoProが特殊なのです。
ただDJI OSMO PocketにはGoProには実現できないスムーズな画像と、自撮りに簡単に対応できるディスプレイを備えています。
ようするに、
●耐久性が必要なシチュエーションで使うなら GoPro が良し。
という事になります。用途によって使い分けましょう。
なお、すでにGoProをお持ちの方が自撮り動画を撮るには外付けのライブビューモニターが便利です。腕時計のように身に着けることもできますが、ハンドグリップにこのモニターを取り付ければ自撮りに便利です。
以上「DJI OSMO Pocket vs GoPro の比較。どっちが良いかはどんな使い方をするかで考えよう!」でした。
コメント