今日ご紹介するニュースは全14件です。
- 1 タイ国内の新型コロナ感染状況
- 2 タイのワクチン接種状況
- 3 保健省が異種ワクチンの接種を進める
- 4 明日、製薬公社と病院がモデルナの購入契約締結予定 0707
- 5 タイ生産のアストラゼネカに輸出制限を計画 0657
- 6 民間病院手配のファイザー500万ドーズが今月到着か 0708
- 7 来年のワクチン予定からシノバックが消えた 0611 0703
- 8 今日、隔離なし観光客受け入れのサムイプラスを開始 0805
- 9 ランパーン県、帰省した男性を感染拡大助長により告訴
- 10 タイ誇り党のウィキペディアの情報で改ざん
- 11 スクーターでの僧侶の托鉢を禁止
- 12 一時帰国のワクチン接種は要ネット予約 在タイ日本大使館
- 13 タイ周辺国の状況 在タイ日本大使館
- 14 在タイ日本大使館共催のオンライン講演会
1 タイ国内の新型コロナ感染状況
https://www.facebook.com/informationcovid19/photos/pcb.364573951827602/364664511818546
こちら、昨日7月14日午前に新型コロナ状況管理センターศบคから発表された情報です。
タイ国内の新規感染者は9,317人で、累計感染者数は363,029人になりました。
新規感染者9,317人の内訳は、国内での積極的検査での感染確認が2,021人、
刑務所及び拘置所で確認された感染者が129人、
それ以外のタイ国内での感染確認が7,159人、
タイ国外での感染で、タイ入国直後に政府指定の隔離移設又は病院に移送された方が8人でした。
今回新規感染者の多い5つの県は、バンコク2,332、サムットプラカーン1,006人、サムットサコーン577人、チョンブリ513人、パトゥムタニ398人、でした。
次に、感染者の状況について、感染から新たに回復者したのは5,129人で、回復者数累計は260,584人になりました。
治療中は4,101人増え、99,511人になりました。
治療中の内訳は、
重病患者が3,201人(前日比+42人)
内人工呼吸器の使用は828人(前日比+34人)
病院で治療中は56,057人(前日比+2,438人)
仮設病院43,454人(前日比+1,663人)
でした。
次に、感染による死亡に関して、新規死亡者は87人で死亡者数累計は2,934人になりました。
新規死亡者の内訳は、男性44人、女性43人。年齢は24歳から104歳で60歳以上が70%。
国籍はタイ83人、ミャンマー2人、ラオス1人、中国1人
感染の結果が出てから死亡までの日数の中央値は7日
県別では死亡者が多い順に、バンコク55人、パトゥムタニー6人、ヤラー5人、ナラティワート4人、パッタニー3人、等でした。
これらは昨日7月14日の政府発表ですが
最新の今日7月15日の発表は、新規感染者は9,186人で新規死亡者は98人でした。
新規死亡者は1日の死亡者として過去最多となりました。
詳細はまた明日ご紹介します 。
2 タイのワクチン接種状況
昨日7月14日午前、新型コロナ状況管理センターの発表した、7月13日18時時点のワクチン接種状況です。
今回、新たに1回目の接種を受けたのは289,175人で、2回目の接種を受けたのは33,313人。
1日の合計ワクチン接種322,488ドーズでした。
これにより、これまでの累計ワクチン使用数は13,230,681ドーズになりました。
3 保健省が異種ワクチンの接種を進める
こちらタイの新聞タイラットとデイリーニュースの一面トップで取り扱っています。
7月12日、伝染病委員会が1回目のワクチンをシノバック、2回目のワクチンをアストラゼネカもしくはファイザーにするという発表をした事で大きな混乱が起きている件についてのニュースです。
保険省は国内の研究機関は異種ワクチンの接種の結果は良好だと説明しているため、現状ではベストだと判断し異種ワクチンの接種を進めると発表しました。 ฉีดวัดชีนไขว้
なお、タイラットでは伝染病委員会が異種ワクチンの接種に賛同と見出しを付けていますが、デイリーニュースは、保険局が異種ワクチン接種の反対を一転して取りやめと一面トップの見出しを付けています。昨日に引き続き別スタンスで記事にしています。
https://youtu.be/g_Mw0DujbhQ?t=3074 0652
このほか、昨日7月14日はチェンマイの多くの病院では、国の方針がはっきりしないためワクチン接種を一時停止すると発表し、昨日はワクチン接種を停止した病院がでたという事です。
4 明日、製薬公社と病院がモデルナの購入契約締結予定 0707
https://youtu.be/5bwk3t34fnc
製薬公社のシリグン医師によると、明日7月16日、製薬公社と民間病院がモデルナの購入契約を締結予定です。
そして来週7月23日には製薬公社が販売代理店であるシリックファーマー社と契約を行います。
このシリックファーマー社との契約は8月上旬の予定でしたが、予定が前倒しとなりました。
しかし、タイへのワクチンの納入予定は変りなく、今年第4四半期及び来年第1四半期です。
5 タイ生産のアストラゼネカに輸出制限を計画 0657
https://www.nationthailand.com/in-focus/40003242
タイの新聞クルンテープトゥラキットの一面トップです。
昨日、タイワクチン委員会が、タイ生産のアストラゼネカ製ワクチンの輸出を制限するという草案をワクチン研究所および疾病管理局に提出しました。
アストラゼネカのワクチンは先月タイに600万ドーズ納入されましたが、今月は予定されていた1000万ドーズの納入ができず、先月と同数程度の見込みで、フィリピンとマレーシアへの納入も遅れている状態です。
6 民間病院手配のファイザー500万ドーズが今月到着か 0708
https://youtu.be/g_Mw0DujbhQ?t=4040
昨日7月14日、トンブリ―ヘルスケアグループのブン医師は、ドイツバイオンテック社のワクチン2000万ドーズの契約を今日7月15日行うと発表しました。
この契約により、契約分2000万ドーズの内、500万ドーズは今月中に入手を予定していると説明しています。
このワクチンとは今朝の3チャンネルのニュース内では、ドイツバイオンテック社が共同開発したファイザー社のワクチンではないかという事です。
今日の契約には製薬会社と民間病院の間の商流に入る、国の機関も参加するという事で注目されています。
なお、新型コロナ状況管理センターが承認しているワクチン購入の5つの国の機関とは
1疾病管理局
2タイワクチン研究所
3製薬公社
4タイ赤十字
5チュラポーン王立学院
の5つです。
今朝の3チャンネルのニュースでは、この5つの組織であれば、タイ赤十字とチュラポーン王立学院のどちらかになるのではない。若しくは新型コロナ状況管理センターが新たに他の組織を承認していた場合はその組織かもしれないと紹介しています。
この他、製薬公社はブン医師がモデルナの購入に対して正しくない情報を拡散させ広告したとしてブン医師を告訴すると声明を発表しています。
ブン医師は裁判になれば製薬公社は正しい情報を開示する必要があるため、裁判をするのも良いと語っています。
これらの情報によりSNS上では、ブン医師を守れという意味のSAVEหมอบุญというハッシュタグが一時ハッシュタグトレンド一位になりました。
7 来年のワクチン予定からシノバックが消えた 0611 0703
タイワクチン委員会は来年2022年度、1億2000万ドーズのワクチンを購入予定としていますが、
この、購入予定ワクチンからシノバックの名前が消えたとニュースになっています。
購入予定のワクチンは
mRNA ワクチン、例としてファイザーと モデルナ。
ベクターワクチン、例としてアストラゼネカとジョンソンアンドジョンソン
プロテインサブユニット型ワクチン、例としてノババックス。
その他ふさわしいものがあった場合そのワクチン。
と発表しており、購入候補のワクチンからシノバック社の名前がなくなりました。
8 今日、隔離なし観光客受け入れのサムイプラスを開始 0805
https://youtu.be/VXiP25y7e58
今日7月15日、スラタニー県の、サムイ島、パガン島、タオ島で隔離なしの観光客受け入れ、サムイプラスモデルが開始されます。
プーケットサンドボックスとの違いとして、国外からの直行便がないため、スワンナプーム空港からの航空機に乗り換える必要があります。
プラユット首相は自己隔離中のためビデオ会議システムで、この開始式典に参加予定です。
9 ランパーン県、帰省した男性を感染拡大助長により告訴
ランパーン県のアンプーゴカーの事務次官は、バンコクから帰省した35歳男性が隔離措置を受けず
新型コロナ感染拡大を招いたとして告訴すると発表しました。
この男性は帰省後、隔離措置を行わず、友人と酒を飲むなどして少なくとも家族7人に新型コロナウイルスを感染させ、60人以上に影響を及ぼしたという事です。
10 タイ誇り党のウィキペディアの情報で改ざん
先日、チュラロンコン大学ヨン医師のウィキペディアがシノバック社製ワクチンの営業だと改ざんされており、この編集を行った男性が告訴されました。
今回、タイ誇り党のウィキペディアでも改ざんが行われていることが分かりました。
この改ざんではトゥー誇り党、トゥー(タイ語の発音ではตู่)というのは、プラユット首相のニックネームなので意味的にはプラユット誇り党、プラユット首相を誇りに思う党みたいな意味になっており、党首の名前と党の標語も変更されていました。
このページは昨日17時10分、内容が修正され7月21日まで編集ができないように措置がとられました。タイ誇り党のスパチャイ氏は、まだアヌティン党首に相談はしていないとしながらも犯人を名誉棄損などで告訴する予定だと語っています。
11 スクーターでの僧侶の托鉢を禁止
https://youtu.be/GZr5CV9pXBA
仏教事務局は、アントーン県のアンプームアン、アントーンで自作のスクーターのような物に乘って托鉢にでる僧侶に対して、このスクーターでの托鉢を禁止しました。
この僧侶は托鉢のために6キロも移動しなければならないという事ですが、
仏教事務局はこのような移動はふさわしくないと理由を説明しています。
こちらニュースでもタイ語でスクーターと説明していたのでスクーターと紹介しましたが、
私達日本人がイメージするバイクのスクーターとは違って、前に3輪がついた荷台の乗り物で、その後ろに立って乗り込みハンドルをにぎって操作するというセグウェイ的な乗り物です。築地の魚市場のターレーにも近い感じです。元のニュースではこの映像も紹介されています。概要欄にリンクを添付しておきますので興味がある方はご覧ください。
12 一時帰国のワクチン接種は要ネット予約 在タイ日本大使館
https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_20210713-2.html
海外に住む日本人で一時帰国してワクチン接種を希望する方向けに、7月19日からインターネットでの予約を行うと日本大使館がウェブサイトにお知らせを投稿しています。
ただし住民票を抜いている必要がある。
満12歳以上であるなどの条件があります。
詳しくは在タイ日本大使館のウェブサイトをご覧ください。
概要欄にこのお知らせのリンクを添付しておきます
13 タイ周辺国の状況 在タイ日本大使館
https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/covid2019-index_v2021new.html
在タイ日本大使館が、メコン地域、タイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、ラオスの入出国、行動制限や航空機の発着状況などをまとめた資料と、東南アジアと南西アジアの感染者数の資料を更新して公開しています。
こちら、私も確認しましたが、特に「メコン地域における状況について」という資料の方は、入出国に必要な現状を把握するのに適した分かりやすい資料です。前回からの変更は赤字で書いてある所なども非常に見やすいです。概要欄にデータへのリンクを添付しておきます。 現状の入出国について興味がある方は、目を通してみる事をお勧めします。
2021.07.13 メコン地域における状況について
https://www.th.emb-japan.go.jp/files/100039975.pdf
2021.07.12 東南アジア・南西アジアにおける状況について
https://www.th.emb-japan.go.jp/files/100039977.pdf
14 在タイ日本大使館共催のオンライン講演会
在タイ日本国大使館は、タイの国会付属のシンクタンクである「キング・プラチャーティポック研究所」との共催で、「地方行政と民主主義の発展」という講演会を実施します。
講演会は8月3日月曜日タイ時間13時30分から16時30分。ズームを使ったオンライン形式で、参加は無料です。7月29日までに事前登録が必要です。詳しくは日本大使館のウェブサイトをご確認ください。
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