昨日27日破産裁判所はタイ航空การบินไทยからの再建案申請を受領しました。
これにより全ての債権者は返済督促が出来なくなりました。
また、破産裁判所は8月17日午前9時からタイ航空との会議を設定しています。
再建案の中に記載してあったタイ航空の状況は
資本金 26,989MB
借入合計 354,494MB
資産合計 349,636MB
となっています。
つまり借り入れ合計が資産合計よりも大きくなっている状態という事です。
また、5月21日までに返済予定だった借り入れ 10,200MBも一時的に返済が停止されます。
裁判所の見解では、タイ航空は長く営業を行っており再建するに十分な下地がある。またカーゴやグランドサービス、ケータリング部門など利益を確保できている部門もある。
航空業界の国際的な競争激化もあり、自己再建を目指していたところ、多くの法律と新型コロナの影響で再建が間に合わなくなってしまった。としています。
ウィサヌ副首相は返済の一時停止について、これは法令に明確に記載されている事であり、債権者は今回の手続きについてタイ航空を訴え得る事はできない。
できるのは返済の申し入れを行う事だけであるとしています。
今後の予定としては3か月で裁判所との協議。その後の3か月で再建案の作成。
その後5年かけて再建としています。しかしこの間、政府は法律によりこれに干渉できないとコメントしています。
またこの他タイ航空の航空券を購入した一般の顧客について再建の途中であっても航空券の払い戻しは行います。
ただし払い戻しまでの期間を60日から180日に変更するとしています
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