最近スケジュール管理も日常のメモも、iPadPro9.7inchにインストールしているアプリMetamoji Note(メタモジノート)の有料版(買い切り)を使っています。
こんにちは、バンコク在住のダイ(@daijirok-jp)です。
このMetamoji Note(メタモジノート)をがっつり使って3ヶ月経ち今このまま使い続けるべきかどうか悩んで居るので自分向けの情報整理も兼ねてレビューすることにしました。
アプリの特徴
iPadPro + Apple Pencil に対応している手書きメモアプリです。
アンドロイドやiPhone、Kindle、Windowsにも対応していますが、Macは非対応です。
現在バージョンとしては
- Metamoji Note (Lite):無料アプリ:便宜上無料版と呼びます。
- Metamoji Note:有料アプリ:便宜上ノーマル版と呼びます。
- Metamoji Note (Gold Service):有料アプリかつアプリ内課金:便宜上ゴールド版と呼びます。
の3つのバージョンがあります。
今回のレビューは主に2番のMetamoji Note(有料アプリ:ノーマル版)に対して行なっています。
お絵かきソフトとは違いメモアプリなので紙のノートのように、ページがいくつかあるノート単位で情報を管理します。
書いたメモはPDFやJPG形式で出力可能で、PDFを取り込んでそれに手書きメモを追加することもできます。
詳しくはメーカーのホームページをご覧ください。
また、使い心地はこちらのMetamoji Note Lite(無料版)を使ってみることで分かります。
メタモジノートを手帳として使い始めた経緯
このメタモジノートは、日本語で書かれているいろいろなレビューサイトを見てもだいたい最もオススメする手書きメモアプリとなっています。
私はこれまで紙の手帳の他にGemba Note(ゲンバノート) というメタモジノートと同じMetamoji社が開発したアプリを使っている時期もありましたが、ゲンバノートの無料版は1ノートで10ページまでという制限がついてしまったため使うのをやめてしまいました。
ちなみにゲンバノートの使用制限を解除するには月額500円または年額5,000円のアプリ内課金で利用できるようになります。
これからずっと月額5,000円は高いなと思い、なんとかメタモジノート有料買い切り版(980円で購入)でもゲンバノートの代わりができるんじゃないかという事で、期待を込めてこのアプリを使い始めることにしました。
利点
- 課金しなくてもかなり使える。
容量制限は2GBまでですが、ノートもページも無制限2GBの範囲内で作成できます。 - ノート単位で作成できるためノートのような使い心地
お絵かきソフトとは違い1ページごとの管理ではなく、数ページまとまったノート単位で管理するため、より手帳に近い使い心地です。 - 書き味なめらか。
iPadPro9.7inchとAppleペンシルで使う限り、もう紙の上に書いているのかと思うくらいの書き心地です。
iPadPro9.7インチとAppleペンシルの使い心地レビュー... - Apple Pencilと指との動作を分ける事ができます。
「ペンは描画、指は範囲選択」と「ペンも指も描画」という2つのモード選択ができるのが素晴らしいです。私は指は範囲選択にしています。 - PDFや独自形式(.atdoc)でDropboxなどにバックアップが取れる。
普通の紙の手帳ではバックアップを取るのは大変です。これはデジタル管理の大きな強みですね。
欠点
ゴールド版ノーマル版共通の欠点と、ノーマル版の欠点を分けて書きます。実際に使ってみると細々といろいろと気になる所が出てきました。
ゴールド版ノーマル版共通
- DropboxやEvernoteとの連携が面倒。
Dropbox, Evernote, Google Driveでの保存は可能なのですが、それらのアプリにExportし開くときはInportしてくる必要があります。普段からそれらのサービス状に保存ができません。またiCloudには対応していません。 - タブが少ない。iPadPro9.7の縦置きで4つ。横置きで6つが限界。
普段は縦置きで使っていますが、縦置きでもタブ6つくらい欲しいです。 - ペンのプリセットが5つしかなく少ない。
私は「青太、黒、青、緑、ハイライトピンク」という5つのペンを設定していますがもし可能ならこれを増やしたいと良く思います。10個くらい欲しいです。 - Mac版がないためファイル管理がやりにくい。
私のパソコンはMacなんですが、メタモジノートにMac用のソフトがありません。Windows版はあるので、Windowsならこの欠点は解消されると思います。 - グーグルカレンダーなどのスケジュールやToDoとの連携がない。
同社製品のゲンバノートとの差別化のためだと思いますが、あれば嬉しいです。 - スワイプでのページ送りができない。
せっかくデバイスがマルチタッチに対応して居るのだから3本指でスワイプしたら次のページに移動するなどという動作が欲しかったです。
ノーマル版
- 自動で同期してくれない。そして、手動で同期できるが同期に時間がかかる。
手動での同期に時間がかかる。ついさっきやってみたら27秒かかりました。という事もあり、普段はあまり同期しません。
で、いざという時アイフォンから手帳を見ようと思ったらデータが古いままなんて事はしょっちゅうです。有料版は自動同期機能があります。 - 月次スケジュールのフォーマットはあるが、月曜始まりのみしかない。
私は日曜始まりが好きなんです。エクセルか何かでフォームを作ってPDFにして、それをインポートしてから書き込むという手もありますが。初めから用意してあるとよかったです。ちなみに有料版には日曜始まりの月次フォームがあります。 - アプリ内課金のゴールド版は結構高い。
月額600円で年3,600円です。特に月額料金が割高に感じます。
感想まとめ
ノート代わりとして手書きメモ帳アプリを探しているなら 「iPadPro + Apple Pencil + Metamoji Noteノーマル版」 の組み合わせはかなり使えると思います。
スタンドアローンで使うならゴールド版にする必要はないかなと思います。時々DropBoxなりに.atdoc形式で保存してバックアップを取ってやれば、より安心できるでしょう。PDFとして保存もできますし、MetamojiNote用の.atdocという拡張子のファイルでも保存可能です。
普通の紙の手帳がデジタルになり、手書きでなく文字入れすれば検索もできて紙より便利な部分もあるといったところでしょう
まずは無料のLite版で使い心地を試してみましょう。
いつでも色々なデバイスで最新のメモが参照できるようにしたい、と思ったらゴールド版にアップロードする必要が出てきます。ノーマル版の手動での同期は毎回行うには時間がかかりすぎて現実的ではありません。
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