今日ご紹介するニュースは全11件です。
1 タイ国内の新型コロナ感染状況
こちら、昨日7月27日午前に新型コロナ状況管理センターศบคから発表された情報です。
https://www.facebook.com/informationcovid19/photos/pcb.373795054238825/373826990902298/
タイ国内の新規感染者は14,150人で、累計感染者数は526,828人になりました。
新規感染者14,150人の内訳は、国内での積極的検査での感染確認が32,459人、
刑務所及び拘置所で確認された感染者が245人、
それ以外のタイ国内での感染確認が10,407人、
タイ国外での感染で、タイ入国直後に政府指定の隔離移設又は病院に移送された方が18人、
マレーシア及びミャンマーから不法帰国したタイ国籍所持者が14人、
ミャンマーから不法入国したミャンマー国籍所持者が7
でした。
今回新規感染者の多い5つの県は、バンコク2,635人、サムットサコーン1,092人、チョンブリ884人、サムットプラカーン719人、ノンタブリ536人、でした。
次に、感染者の状況について、感染から新たに回復者したのは9,168人で、回復者数累計は350,643人になりました。
治療中は5,864人増え、171,921人になりました。
治療中の内訳は、
重病患者が4,284人(前日比-5人)
内、人工呼吸器の使用は954人(前日比-13人)
病院で治療中は69,567人(前日比-26,471人)
仮設病院で治療中は102,354人(前日比+31,275人)
でした。
こちら仮設病院が急増して病院が急減していますが、何があったんでしょうか?
病院から仮設病院に転院させたのか、何か集計の条件を越えたのか、
テレビニュースでも何があった分からないが今日説明があるのではないかと紹介されています。
https://youtu.be/GxNnW37VYZk?t=207
次に、感染による死亡に関して、新規死亡者は118人で死亡者数累計は4,264人になりました。
新規死亡者の性別は、男性64人、女性54人。年齢は25歳から96歳で中央値は64歳
国籍はタイ115人、ミャンマー1人、カンボジア1人、インド1人。
感染の結果が出てから死亡までの日数の中央値は7日
県別では死亡者が多い順に、バンコク60人、ノンタブリ20人、ナコンパトム9人、スパンブリ5人、等でした。
これらは昨日7月27日の政府発表ですが
最新の今日7月28日の発表は、新規感染者は16533人で新規死亡者は133人でした。
この新規感染者数は、1日の感染者数として過去最多です。
詳細はまた明日ご紹介します 。
2 タイのワクチン接種状況
昨日7月27日午前、新型コロナ状況管理センターの発表した、7月26日18時時点のワクチン接種状況です。
今回、新たに1回目の接種を受けたのは122,137人で、2回目の接種を受けたのは16,755人。
1日の合計ワクチン接種138,892ドーズでした。
これにより、これまでの累計ワクチン使用数は16,099,670ドーズになりました。
3 新型コロナに感染した80歳の父親を寺に置き去りに 0618
ナコンラチャシーマーのアンプーブアラーイで、80歳の父親が寺に置き去りにされたという事でニュースになっています。
僧侶の話によると、この父親の娘を名乗る者が夫と一緒に車でお寺にきて、自分の父親は僧侶の知り合いだといって父親と服をいれたカバンをおいて帰ってしまったという事です。
置き去りにされた父親の話によると娘はロッブリーから迎えに来てくれたが、その後、寺に置き去りにされたという事です。
この男性は検査の結果新型コロナに感染していたという事で、コンケンの医療機関に移送され治療を受けています。
こちら寺に置き去りにされたのにどうしてなのかは分かりませんが、雑木林の砂利道みたいなところでやせ細った老人が倒れており、それを助ける医療従事者らしき人の姿が紹介されています。
この他、パトゥムタニーのラムルッカ、シームムムアン市場前の歩道で意識を失い倒れた35歳から40歳くらいの男性が医療施設に搬送されるという事件もありました。こちらの方は新型コロナに感染していたかどうかはまだ分かっていません。先日から路上で倒れ、そのまま死亡するケースも相次いでます。医療機関が満床で収容できない状態が続いている状況では、路上で倒れたら治療してもらえると、考える人が出てもおかしくないような状態です。
4 バンスー中央ワクチンセンターの混雑問題 0602 0807
昨日、プラユット首相および保険省、運輸省、バンコク都、新型コロナ状況管理センターなど関係者が会議を行っており、その中でバンスー中央ワクチンセンターについて話し合われました。
バンコク都のアサウィン知事は保険省のアヌティン大臣に対して、ワクチン配布数が予定より少ないことを主張し、男らしく責任をもって発言しろなどと批判し、対立する場面がみられました。これに対してプラユット首相はこの会議は理解の統一をするために行っており、対立するために行っているのではないといさめる場面も見られたという事です。
バンスー中央ワクチンセンターはワクチン接種を希望する人などで大変な混雑となっており、閉鎖されるのではないかという噂も出ていましたが、プラユット首相は閉鎖はないと発表しています。
こちらのニュースですが、現在行われている予約なしでのワクチン接種は今月末までとし、来月からは予約者のみの対応になります。ネイションの記事を見ていると高齢者の付き添いできた人が何とか自分も接種を受けようとして交渉をしたり、対象者なのか分かりませんが、他県から接種のためにつめかけたり、と言った事でさらに混雑に拍車をかけたようです。
5 寄付ワクチンについてアメリカ大使館に陳情書 0608
https://www.nationthailand.com/in-focus/40003820
昨日27日、タイの医療関係者グループが、在タイアメリカ大使館に、アメリカから寄付されるファイザー社製ワクチン154万ドーズについての陳情書を持ち込みました。
この陳情書には、タイで接種を受けるべき医療従事者70万人に対して、ワクチンの割り当てが50万ドーズしかなかった事を上げ、寄付されるファイザー社製ワクチンが医療従事者を中心に公正、明確、透明に配布されるよう監督してほしい旨の記載があったという事です。
なお、この寄付ワクチンについて疾病管理局のオーパート医師は
29日アメリカから発送され、30日タイに到着、書類手続きの後、すぐに割り当ての機関に配布できると説明しています。
6 ファビピラビル錠の配布が広がる 0740
医療局のソムサック医師は新型コロナ治療薬として使われているファビピラビル錠について、備蓄1000万錠に加えて現在も納入が続いており、合計40000万錠用意ができるめどが立っていることから、薬不足になる懸念が解消されたと発表しました。
感染者の内、症状が出始めた場合できるだけ早くファビピラビル錠を服用すべきとだとして、ファビピラビルの配布制限を緩和しました。
これにより、昨日はジェーンワタナの総合庁舎で行われたアンチジェンラピッドテストの会場でファータライジョーンの他にファビピラビル錠も配布されました。
この配布は昨日で2日目です。
これは症状が出始めた際にすぐに服用できるようにするためだという事です。
テレビニュースではデルタ株はアルファ株よりも重症化の期間が短いため、病院で治療が受けれない人もすぐに服用できるに準備ができ非常に良い事だと紹介しています。
7 授業料の助成金を内閣が承認 0556
昨日27日火曜日、内閣で授業料の助成金について閣議決定されました。
この決定された内容は、
まず教育省の管轄する小中学校等ついては
保護者に対して学生一人当たり2000バーツの援助
教育施設に対して補助
私立学校の支出を去年と同額になるよう削減する
次に高等教育・科学・研究・イノベーション省等の管轄する大学に関しては、
授業料や手数料を
50,000バーツ以下部分は50%割引
50,001から100,000バーツ部分は30%割引
100,001バーツ部分は10%割引
そして私立の大学は1人5,000バーツの授業料の援助を行う
としています。
今回は基本合意となっており、今後、教育省及び高等教育科学研究イノベーション省が実際の手続き方法や詳細を検討します。
8 プーケットで感染者が増え規制強化 ネイション
https://www.nationthailand.com/in-focus/40003803
プーケットの伝染病委員会は月曜日、新規感染者23人を確認した後、感染拡大抑制のための措置を発表しました。
この措置は、7月27日から8月2日までの7日間、セントラルプーケットを閉鎖し、閉鎖期間中に施設を消毒し従業員に対して検査を実施。
学校の閉鎖を8月2日から16日に延長。
集団活動の制限を150人を超えないものから100人未満とする。
サッカー場、フットサル場、バドミントンコート等を、追って通知があるまで閉鎖
等となっています。
なお、プーケットの新型コロナ累積感染件数は995件に増加しており、そのうち26件は「プーケットサンドボックス」を利用した海外からの訪問者でした。
こちら、プーケットサンドボックスは週に90人以上の感染者が見つかったら規定を見直すという話でしたが、実際に90人を超えてきました。今後ドンドン動きがでてくるかもしれません。新型コロナ状況管理センターのデータを見ると先の金土日月火の5日間は感染者が18人,21人,13人,28人,26人という新規感染者数です。
9 北部や東北部等計12県で水の氾濫と地すべりに注意 0709
タイ水資源管理局及び水資源情報研究所は気象局の情報を元に、7月28日から8月3日まで
水の氾濫や地すべりに注意が必要だと発表しました。
特に注意すべき県は北部、東北部、東部にある合計12県で、
チェンマイ、メホンソン、ターク、ナーン
サケーオ、チャンタブリ、トラート、カンチャナブリ
ペッブリー、ラノーン、スラタニー、ナコンシータマラートです。
この他、他の地域の川の水位上昇による洪水にも注意しています。
ピサヌロークのクウェーノーイ川が氾濫しており46の村が洪水の被害を受けています。
ターク県のメ―ソートのムーイ川が氾濫しており、多くの洪水被害が出ています。
10 国王誕生日による恩赦を発表 0650
昨日7月27日官報が、7月28日の国王誕生日を記念した恩赦の告示を行いました。
恩赦の内容は囚人の判定、模範囚であるかどうかのランク、こちら少なくとも、優良、とても良い、良い、可、悪い、とても悪い、เยี่ยม ดีมาก ดี กลาง เลว เลวมากというランクがあり、これらと刑罰の種類によって判断されます。
優良の場合は刑期の半分を軽減
とても良いで3分の1を軽減
良いで4分の1
可で5分の1
等になるという事です。
この恩赦により、先日、名誉棄損などで逮捕されていた、ジャトゥポンさんは刑期が1年以下だったため、来月14日間の研修を経て来月釈放予定。
インラック政権時の商務省の閣僚、政府間交渉の横領等の罪で服役していブンソン元大臣や
プーム元副大臣は刑期の3分の1をが軽減されそれぞれ残りの刑期は16年や12年になるなどしています。
なお、今回の恩赦により、今年3月EMベルトを付けて釈放され、5月1日より3チャンネルのニュースキャスターに復帰したソラユットさんは、EMベルト(出所させてもらえる代わりに常に着用しなければならない足首につけるGPS機能付きのベルト)の着用の必要がなくなりました。
こちらニュースでは色々細かい規定が、20分近くかけて紹介されました。
11 在タイ日本国大使館主催オンライン説明会無事終了
https://www.th.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
https://www.th.emb-japan.go.jp/files/100216828.pdf
昨日、7月27日(火)在タイ日本国大使館主催で
「在タイ邦人の皆様へのワクチン接種に関して ~一日も早い接種を目指した取り組みについて~」というオンライン説明会がズーム会議システムを使って行われました。
登壇者は梨田和也 在タイ日本国大使、及び大場雄一 在タイ日本国大使館公使でした。
在タイ日本国大使館のウェブサイトでは当日使われた説明資料がダウンロードできるようになっています。またオンライン説明間の様子は、で後日動画で配信予定だとしています。
こちら私がツイッターを見ている限りでは、このオンライン説明会については、皆さん分かりやすかったと、なかなか好意的な評価が多いようです。私も含めてオンライン会議に参加できなかった方は動画がアップロードされるのを待ちましょう。
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