昨日歯医者にリテイナー(歯列矯正後に歯並びが悪くならないように保持するマウスピースのようなもの)を取りに行ってきました。という事で今日は歯列矯正の話を書こうと思います。こんにちは、バンコク在住のダイ(@daijirok-jp)です。
期間に関してはちょっとうる覚えなのですが、2011年ごろから2年半の間、タイで現地採用として働きながら歯列矯正をしました。すでに30歳を過ぎていましたが、私の周りでは駐在員で歯列矯正をしている方もいらっしゃいましたし、30人程度の部署の中でもタイ人は3、4人歯列矯正をしていました。なので特に特別な事という感じではなかったです。
みな25歳以上なので日本では考えられない割合で皆歯列矯正をしているという事です。
結論を先に書いてしまいますが、やって良かったです。
歯列矯正をしようと思った動機
安い。
私が実際に行ったまた歯科医ではローカルの歯医者で3万バーツ(9万円程)。日本人経営の店舗で7万バーツ(21万円)くらいで日本と比べると非常に安いです。この価格は抜歯とリテーナー費用以外すべてを含みます。安さの秘密について詳しくは分かりませんが、これは歯科技工士の人件費のやすさ、旺盛な需要が関係しているようです。
ただこれらの料金は従来からあるブラケットを用いた、よくある”歯列矯正”の値段です。もちろんアメリカ製のズームやらインビザライン(透明なマウスピース型)、歯の裏側から見えないように矯正という特殊なタイプはもっと高額になります。
タイの場合は初めから保険適用とかそういう概念がないので、医師と財布と話し合って治療方針を決めます。義歯を入れる場合はどの素材を使うかか、抜歯代がいくらで、クラウンがいくらで、レントゲンがいくらで、合計いくらでーす。みたいな感じで見積もりを作ってくれました。
日本では保険適用外になると突然費用がに高額になりますが、タイではそういう事はありません。いいものはそれなりに高くて、悪いものはそれなりに安いのです。
また、タイの歯科医の技量ですが、私が聞く限りでは非常に高度だと聞いています。私自身タイ語留学でタイに来た際に奥歯の詰め物が取れて痛くなってきたので差し歯にしました。その後、日本で歯医者に行った際にすごく良くできていると日本の歯科医がびっくりしていました。
ちなみにその時のさし歯はプロンポン駅近くの敬歯科というところに行きました。根管治療をしてからさし歯をしましたが、良い素材を選んだので治療費用は6万円くらいかかりました。安いものではなかったですが、治療からから10年以上たったいまも現役で全く問題ありません。
タイにお住いの日本人歯科医師が書かれているコラムで、タイと日本の歯科治療について読み切れないほどの文章を書かれていますので、一度参考に読んでみるのも良いかと思います。
先生が100%正しいのか私には判断できませんが、少なくとも現役の医師がこのようなコラムを書かれているのですからそれなりに根拠はあるのだと思います。
私の場合は日本でタイの治療を実際に褒められたという実体験があるので、私は少なくともタイの治療レベルは低くないと思っています。
男前になれる!(笑)
服や髪型、体型って人の好みがあります。似合う似合わない、痩せマッチョがいいゴリマッチョが良い、ちょっとぽっちゃりが良い、色白が良い、適度に日焼けした姿がカッコイイ等々。美容整形も鼻シリコンばればれ、二重が不自然、等々絶対顔面レベルが上がるとは言えないと思います。
でも歯並び悪い方が良いなんて人、たぶんいないですよね。八重歯が出ているのが好きとか、その程度はあるかもしれません。綺麗な歯並びは顔面レベルが底上げされると思います。
肌が綺麗とかそういう事と似ていると思います。プラスにはなってもマイナスにはならないとい。
しかも私の場合抜歯をしてから歯列矯正したので口元全体が少し中に引っ込みました。要するに横から見たときに外側に口が出ていたのが少し中側に引っ込んだという事です。少し出っ歯で口元が外に出ていたのが嫌だったので、これは個人的に嬉しい誤算でした。
恥ずかしくない。
タイにお住いの方はご存知の通りタイでは歯列矯正している事自体がお金持ちの証拠で、誇れこそすれ恥ずかしいとは誰も思っていません。
市場や通販で全く矯正していないのに矯正しているように見える偽矯正グッズが出回るほどで、この偽矯正グッズのブラケットに使われている接着剤が溶け出して人が亡くなったという事件まで起こりました。
お金があって歯並びが悪いのならやって当然という風潮だと私は感じます。小さい頃はお金がなくてできなかったが大学を卒業してそれなりに自分で給料を取ってくるようになったので、じゃあ矯正始めるか!みたいな人も多いようですね。私もそういう環境にいると普通の事と思うようになりました。
虫歯予防になる
歯並びが悪い食べかすが詰まったり歯ブラシで届かないところができてしまうので虫歯になりやすくなります。歯並びがよくなると虫歯リスクが減らせます。
長いスパンで考えると節約になる
今回お金をかけて歯を直せば虫歯リスクも減って、今後、もっと歳をとったときにかかるであろう歯に対する費用も減ってくるのではないかと思います。お金をかけて直す事で、これから歯をケアするようにもなるでしょう。
私の歯の状況(歯列矯正前)
- もともと前歯が大きく少し出っ張っていた。
- 幼稚園か小学校低学年の頃に、机の角に前歯をぶつけて歯が少し歪んだ。
- 中学の頃、左下の奥歯に虫歯ができ、それを悪化させて抜歯。そのままほっておいたら周りの歯がその抜いた歯の方に倒れてきた。そのせいで下の歯は歯並び悪くなかったのに少しずつ歪んでいる。
- 大学の頃、ホッケーやってた時にパックが顔に直撃。上前歯2本のすぐ隣の歯が折れて義歯を入れていた。
虫歯を悪化させて抜いた事からもわかる通り、あまり歯をケアしていませんでした。箇条書きしてみましたがだいぶひどいですね。涙
ビフォーアフターで写真載せれると良かったんですが、コンプレックスだったので歯を見せている写真が全くありません。そもそも自撮りなんて、ブログをするようになっていやいや撮るようになったくらいで、自分の写真がほとんどありません。
感想
自分で上の文章を書きながら、バンコクに長くいる事になったのなら、バンコクで歯列矯正しないのは損だとさえ思うようになりました。現実的な話ではありませんが、費用だけを考えると、歯列矯正のために日本からタイに通っても日本で受けるより安いかもしれません。
歯科矯正の話は長くなるので明日に続きます。たぶん全5話くらいになりそうです。では
明日の予定:タイのバンコクで歯列矯正した話2 歯医者探し