感染者数の情報は昨日行われた新型コロナ状況管理センターの定例会見による発表です。
これはタイ疾病管理局กรมควบคุมโรคの発表している、昨日13日13時時点の情報と同じ数字になっています。
タイ国内の累計感染者数は3,217名から新規感染者が3名みつかり3220名となりました。
新規感染者3名の内訳ですが、
- 一人目は6月29日にクウェートから帰国した48歳男性で、7月11日に感染発覚
- 二人目は7月5日にバーレーンから帰国した22歳女性で、7月12日に感染発覚
- 三人目はエジプト人の43歳軍関係者の男性で、7月8日にタイに到着し7月11日にエジプトに帰国済
となっています。
新型コロナ状況管理センターのスポークスマン、タウィーシン医師は昨日7月13日の感染状況を伝えたのち、49日間連続でタイ国内での感染者が、みつかっていないという事になると発表しています。
全感染者3217名の内訳は、
- 治療中が72名、前日比+1名
- 回復者数累計が3090名 、前日比+2名
- 死亡者数累計が58名、前日比+0名
次に、日本の感染状況についてこちら7月14日0時時点の
毎日新聞の情報を紹介します。
- 感染者数累計は21,798名、前日比+339名
- 退院者数累計は18,066名、前日比+179名
- 死亡者数累計は981名、前日比+0名
となっています。
なお、こちら集計は横浜港のクルーズ船での感染者は含みません。
新型コロナ関連ニュース
1 来タイしたエジプト人兵士が感染者
今朝0629 https://youtu.be/W7md1guRHVQ
昨日13日の感染者報告で、31人のグループで来タイしたエジプト人兵士の内1名が新型コロナに感染していることが分かり大きなニュースになっています。
まずこのグループの移動を時間軸で簡単に説明すると、
- 7月6日月曜日 エジプトのカイロよりUAEアラブ首長国絵連邦に飛行機で移動。
- 7月7日 UAEよりパキスタンへ飛行機で移動
- 7月8日 ラヨーンのウタパオ空港に飛行機で到着
- 7月9日 ウタパオ空港より中国の成都市、タイ語だとเฉิงตูに移動し、同日夜中国よりラヨーンのウタパオに飛行機に到着。こちら当日の内に中国からタイにとんぼ返りしたという事です。
- 7月10日 31名の新型コロナ感染検査をを実施
- 7月11日 31名の内、1名が新型コロナウイルスに感染していることを確認するも、同日、ウタパオ空港よりエジプトに帰国
- 7月12日 再度検証したところやはり1名に対して感染を再確認
となっています。
またニュースでは長い時間を割いて説明しているため重要と思われる事だけ箇条書きで説明します。
- この31名のグループは政府が指定している隔離を受けなくて良い、渡航者グループの5番にあたるため隔離は行われていない。
- 7月8日タイに到着した際はウイルス検査をしていない。
- 発表から3日後の7月16日に、この団体がタイ国内でどこに移動したか、どのデパートを利用したかを発表できる。
- 31名のグループは検査に非協力的で、最終的にエジプト大使館の協力により検査が実施された。
- ホテルでこのグループの対応をした従業員や、部屋を清掃した従業員及びその家族から感染が広ま懸念を考慮して、ラヨーンの11の教育施設が一時閉鎖しオンラインでの授業に切り替えられた。
などという状況になっています。
この件に関して新型コロナ状況管理センターのタウィーシン医師は、だれもこのような結果は望んでおらず、オペレーションに問題は無く誰のせいでも無いと発表しています。
またインターネット上では、
- どうしてデパートへ行くことを許可したのかどこのデパートを利用したのか
- どうして行き策を確認するのに3日もかかるのか
- どうして行き先を分かっている範囲で公開しないのか
等の質問が出ています。
2 スーダン大使館関係者に感染者
今朝0646 https://youtu.be/LnXHUSjWoQw
スーダン大使館関係者家族の子供である9歳の女の子が新型コロナに感染している事が分かりました。
まずこの家族の移動を時間軸で簡単に説明すると、
7月7日 渡航前に家族5人は新型コロナ感染テストを受け陰性と判断される。
7月10日午前5時40分 家族5名は航空機MZ3277でタイに到着到着後、感染テストを受け、9歳の少女が新型コロナに感染している事が判明。
少女の父親がバンコクの病院に少女を連れて行き再度確認した結果、やはり結果は陽性だったため少女はスクムビット地区の病院に入院他の家族はスクムビット地区のコンドミニアムで自己隔離。
7月11日 少女に対して肺の炎症が確認された。
となっています。
またニュースでは長い時間を割いて説明しているため重要と思われる事だけ箇条書きで説明します。
この家族は、政府が指定している隔離を受けなくて良い渡航者の3番にあたるため隔離は行われていません。
MZ3277 に搭乗していた245名の内、9歳の少女を含めた12名が新型コロナウイルスに感染していることがわかっており、少女以外の11名は7月11日に発表したスーダンから帰国したタイ人となっている。
今日の午前9時に疾病管理局がスクムビット26のコンドミニアム、コンドーワンを訪問予定。
スクムビット26のコンドーワンには、19階に新型コロナウイルスの感染者が滞在しているとするが添付してあり、どうやら家族はこのコンドミニアムに滞在しているものと思われている。
このコンドミニアムの近くには大きなデパートが2つあるため心配されている。
また、インターネット上ではこの家族は外に出たりしていないのか?などの疑問出ています。
3 小学校に校舎なくテントで授業
今朝0724 https://youtu.be/rVi6_TcilO0
東北マハーサラカーム県のヤーンシースラート郡にある学校では、校舎が無くテントで授業を行わなければならないという状況になっている学校があるとニュースで紹介しています。
小学校の校長の話によると校舎建て替えの予算として初等教育地方事務局より260万バーツが承認されたという書類を受け取ったため古い校舎を解体。
新しく校舎を建てようとしたところ、承認された予算は新型コロナ感染拡大対策のため急遽中央に返還されてしまい建設を始められなくなった。
このため、仕方なくテントを設営しそこで授業を行っているという事で、できるだけ早く緊急に予算を送ってほしいとしています。
またこの地区ではもう一校、同じような状況で校舎が無く屋外や体育館で学校があるとの事です。
4 中小企業向け優遇措置発表
昨日1622 https://youtu.be/JEcDrzZ4Gwg
ソムキット副首相が政府貯蓄銀行ธนาคารออมสิน に対して12万Mバーツ(4074億円)の予算で新型コロナにより被害を受けた中小企業や観光業に対して保護する指示を行っています。
ソムキット副首相の意図は主に2点で、
- 1点目は新型コロナの影響を受けた、露店などの小規模な事業者が不正な金融業者より年利24から48%という高金利でお金を借りている等の問題が起こっているため、この問題の解消。
- 2点目は、新型コロナ禍のニューノーマルという状況で、新しく事業を始めようとしている人の支援。
例えば学校を卒業して商売を始める資本金にする場合や専業主婦が食べ物を作って販売するといった事業を支援するためとしています。
これに対して政府貯蓄銀行は2つの施策の準備するとしています。
- 1つ目は2万Mバーツ(約680億円)を、3-5万バーツの貸付に対しての予算とする。この貸付は担保を必要とせず利息を月額0.35%に設定する。
- 2つ目は10万Mバーツ(約3300億円)で企業向けのソフトローンの設定。
観光業またはそれに関わる産業について5000万バーツ(約1億7千万)を超えない借り入れに対して年利を0.01%に設定するとしています。
5 ハーブ関連商品が売れ行き好調
昨日1624 https://youtu.be/p79NgsO1InI
ハーブ関連製品の販売を手がけるตำรับไทย สมุนไพร社の代表マハークン氏が記者のインタビューに答えています。
いま、新型コロナの影響でハーブ関連製品の売り上げが大きく伸びています。特に新型コロナウイルスに効果があると言われており、サムットプラカーン病院とバンラムーン病院で試験投与を開始するとされたセンシンレン(タイ語だとฟ้าทลายโจร)の売り上げが好調で、これまでは売れ筋トップ10に入る事は無かった製品にも関わらず、販売数がトップになっているという事です。
売り上げも順調に伸びていることからタイ全土115の支店を130に増やす計画があるという事です。
なおEuromonitor-Herbal/Traditional Products in Thailandの調べによると、ハープ関連商品は2016年には市場規模39,200MBでしたが、2021年には56,900MBになり約1.5倍になると予測されています。
こちら宣伝するわけではありませんが、念のためこの会社のホームページを概要欄に添付しておきます。ご興味ある方はご覧ください。 http://www.tumrubthai.com/
その他のニュース
1 電柱倒して300万B
今朝0609 https://youtu.be/V_TXJSUK_KE
7月13日正午ごろ、サムットプラカーンで車の自損事故がありました。
ピックアップトラックが電柱に衝突し、電柱が折れて倒れました。
これによりこの電柱の隣にあった電柱など、車が衝突した電柱を含めて合計6本が倒れています。
運転手の話によると犬が飛び出してきて、それを避けようとして電柱に激突したとの事です。
事故により運転していたピックアップトラックのボンネット上に電柱が倒れ、車が大きく損傷したほか、この地域で7時間ほどの停電が起こっています。
なお電力会社は被害額を約300万バーツ(約1000万円)と見積もっており、被害届をだし法律に基づいて損害賠償手続きをすすめるとしています。
2 キャディさんの目にボールが直撃
今朝0707 https://youtu.be/xks1Ka0Rqs4
チェンマイの有名ゴルフ場で、イタリア人男性ゴルファー67歳、の撃った弾がキャディをしていた56歳の女性の目に直撃するという事故がありました。
約200ヤード離れたところからボールが直撃したという事です。
キャディはメガネをしていたという事ですがレンズは割れ、ボールは眼球にまであたったという事で、すぐに病院に運ばれ、手術を受けています。
これにより、 大きく視力が低下し、また光を非常に眩しく感じるため常にサングラスをかけておく必要が出ています。
これに関して事故であったことは理解しているが、ゴルファーは責任を取るべきだとして警察に被害届を出し50万バーツを要求しているということです。
これに対し、イタリア人ゴルファーは、わざと行ったわけではなく、キャディが前にいながらボールをよく見ていなかった事が原因のひとつだとして支払いを拒否してますが、一時金として既に5000バーツを支払ったということです。
なお引き続き 話し合いをする用意はあるということです。
3 世論はナタポン大臣を不支持か
今朝0735 https://youtu.be/VnZ3iJeTrZI
世論調査機関のスーパーポールによる調査結果が紹介されています。
調査は、次の内閣改造で、PDRCつまり人民民主改革委員会กปปสを主導していた人は内閣から解任すべきかという質問で、90.8%が解任すべきと回答し9.2%が続投すべきと回答しています。
この結果について、人民民主改革委員会を主導していた一人の教育省のナタポン大臣がコメントしています。
ナタポン大臣は世論調査の結果については特に問題ないとしながらも、なぜこの時期にこような世論調査が行われたのかが気にかかるとしています。
またこの結果が首相の心象に影響を与えるかもしれないとしながらもこれまで大臣として懸命に仕事をしてきたので結果は特に気にしないとコメントしています。
またプラウィット副首相がこの件について記者のインタビューに答えています。
誰がこの輿論調査を行ったのかは分からないが、その意図は調査を依頼した人物に聞くしかない。
内閣改造は首相の権限で行われるので人事は首相次第だとコメントしています。
このニュースの動画と私の感想はこちらです。
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