今日ご紹介するニュースは全13件です。
1 タイ国内の新型コロナ感染状況
こちら、昨日6月30日午前に
新型コロナ状況管理センターศบคから発表された情報です。
タイ国内の新規感染者は4,786人で、累計感染者数は259,301人になりました。
新規感染者4,786人の内訳は、国内での積極的検査での感染確認が1,347人、
刑務所及び拘置所で確認された感染者127人
それ以外のタイ国内での感染確認が3,303人、
タイ国外での感染で、タイ入国直後に政府指定の隔離移設又は病院に移送された方が2人、
不法帰国したタイ国籍所持者がカンボジアから5人ミャンマーから2人でした。
今回新規感染者の多い5つの県は、バンコク1,826人、サムットプラカーン433人、サムットサコーン253人、チョンブリ208人、ナコンパトム191人、でした。
次に、感染者の状況について、
感染から新たに回復者したのは2,415人で、回復者数累計は207,479人になりました。
治療中は2,318人増え、49,799人になりました。
治療中の内訳は、
重病患者が1,911人(+65)
内人工呼吸器の使用は556人(+29)
病院で治療中は22,470人(+1,738)
仮設病院27,329人(+580)
でした。
次に、感染による死亡に関して、新規死亡者は53人で死亡者数累計は2,023人になりました。
新規死亡者の内訳は、男性30人、女性23人。年齢は24歳から97歳で中央値は71歳。
今回はタイ人だけでなくミャンマー国籍所持者も2名、中国1名、イギリス1名の方が死亡しました。
県別ではバンコク35人、パトゥムタニとサムットプラカーンで3人ずつ、ナコンパトムとヤラー、ソンクラーで2人ずつ、そのほか6県で1人ずつでした。
1日で53人の死亡というのは過去最多の死亡者数です。
2 タイのワクチン接種状況
昨日30日午前、新型コロナ状況管理センターの発表した、6月29日時点のワクチン接種状況です。
今回、新たに1回目の接種を受けたのは189,131人で、2回目の接種を受けたのは66,603人。
1日の合計ワクチン接種数は255,734ドーズでした。
これにより、これまでの累計ワクチン使用数は9,672,706ドーズになりました。
3 有名コメディアンが感染
こちらタイの新聞タイラットとデイリーニュースの一面トップのニュースです。
有名コメディアンのゴ・ティーโก๊ะ ตี๋さんが新型コロナに感染したと自身のインスタグラムで発表し、自身の行動履歴を公開しました。
また有名コメディアンのペット・チューンイムเป็ด เชิญยิ้มさんの母親が新型コロナに感染し死亡しました。
4 ワクチンの副作用で約1か月の治療
ランパーンの26歳男性がアストラゼネカのワクチン接種を受けた後、約1ヶ月間、まひなどの副反応の治療のため入院しています。
医師からは精神的なもののため精神科医への受診を勧めると言われ、タイ基本健康保険事務局からの保険金は1万バーツのみしか受け取っていないと自身の苦境を説明しました。
5 75歳以上は予約なしでワクチン接種 新型コロナ情報センター
https://www.facebook.com/informationcovid19/photos/a.106455480972785/354838502801147/
保健省医療局は昨日6月30日から7月18日まで75歳以上の方に対して予約なしでのワクチン接種を受け付けると発表しました。
接種場所はバンスー中央駅に設置されたバンスー中央ワクチン接種センターの第1ゲートで
9時半から18時まで毎日受付を行います。
こちらフェイスブックのページを見ていると、外国籍でタイのIDカードを持っていない、75歳以上の自身の母親が、パスポートとタビアンバーンをもって行ったところアストラゼネカのワクチン接種を受ける事が出来たという投稿もありました。興味がある方は確認してみる事をお勧めします。
6 モデルナのワクチン販売価格を決定
https://www.prachachat.net/marketing/news-702215
製薬公社は病院に対するモデルナのワクチン の販売価格を1100バーツに決定しました。
今後、私立病院協会により接種のための統一価格、「つまり私たちが病院でモデルナのワクチン接種を受ける際にかかる料金」が検討されます。
タイのモデルナのワクチン輸入は今年第4四半期で 390万ドーズの予定です。
7 イベルメクチンの使用は実験的段階でまだ勧めない
https://ch3plus.com/news/program/246862
オックスフォード大学で寄生虫症用の薬であるイベルメクチンが新型コロナの治療に使われているという記事がタイで話題になっています。医療局のソムサック局長はタイではファビピラビルの他HIV用の薬2種類を新型コロナ用の治療薬として使用している。タイでイベルメクチンを実験的に使用してみたところ確かに効果があるという結果が出たこともあった。インドではイベルメクチンを治療薬として使用していたが使用を取りやめたという経緯もある。現在シリラート病院で3か月間実験的に使用が行われている。まだ効果が確約できるわけではないので新型コロナウイルス向けに使う事は勧めないまた少なくともワクチン接種の代わりになるものではないと説明しました。
8 首都圏で病床の増強を指示
首都圏での新型コロナ患者向けの病床が逼迫していることを受け、プラユット首相はインパクトムアントンタニに設置された仮設病院ブッサラカム病院にバンコクおよびその周辺の患者向けに 1500病床の追加を指示 しました。
また保険省もワチラパヤバーン病院とラマティボディ病院 、タマサートチャルームプラキアット病院 に50病床の重体患者向けの病床追加を指示しました。
9 ワクチン接種詐欺が発生
ウドンタニーの女性が有名医療チームのメンバーを名乗る者からシノファーム社製ワクチンの購入を誘われ、金銭を騙し取られるという事件が発生しました。
上院議員向けのワクチンが約20人ぶん余ったということで話を持ちかけられたものの、ワクチン接種日が延期されたため不審に思い医師の名前を確認したところ、医師ではなく詐欺団の一員であると分かったということです。。被害額は3万バーツ以上 で 被害者は警察に告訴しました。
10 内閣が首都圏での援助策の対象を拡大すると決定
こちら昨日の朝のニュースでは伝えきれていなかった内容なので補足しておきます。
内閣が首都圏の最高度厳格管理地域に指定されている6県、バンコク、ナコンパトム、ノンタブリ、パトゥムタニ、サムットプラカーン、サムットサコーンで1か月間の援助策を決定しました。
これら内閣での承認は得られたものの詳細はまだ確定しておらず、来週以降詳細が発表される見込みです。
大枠では、これらの給付は建設業だけでなく、飲食業、宿泊施設、娯楽施設、通信業、コンピューターの修理、靴の修理、バイクの修理、理髪店、ダイエットクリニック、美容クリニック等、多くの業種が対象になります。
これらの業種で従事しており、社会保険に加入している方には、月給の50%、ただし7500バーツを超えない額、そしてタイ人の場合は追加で2000バーツの支給。つまりタイ人で月給が15,000バーツを超えている場合は7500バーツ+2000バーツで合計9000バーツの給付するということになります。
雇用者側には従業員1人当たり3000バーツを給付。ただし従業員200人分を超えない事。
社会保険に未加入の場合、被雇用者のタイ人向け援助金は2000バーツです。
雇用者は社会保険への登録をすれば1人当たり3000バーツの給付。これはこれからの登録でも給付の対象になるという事です。
従業員がいない自営業などの場合はコランクルンへの加入ができるようにし3000バーツの給付を行うという物です。
11 コンラクルンフェーズ3向けの支給開始
コンラクルンフェーズ3の援助金1500バーツが今日支給されます。
対象は登録者約2550万人です。
またインチャイインダイは定員400万人に対して、40万人の申し込みしかないため、1日の利用上限を1万バーツに引き上げました。
12 プーケットにデルタ型感染者は無し ネイション
https://www.nationthailand.com/in-focus/40002669
プーケット保険局は昨日、プーケットでデルタ型、南アフリカ型変異株の感染者が10人確認されたといううわさを否定しました。
噂とは火曜日と水曜日に5人ずつの感染者が南アフリカ型変異株に感染したというものでした。
なお、タイ全土では先週末までに合計822人の南アフリカ型変異株の感染が確認されています。
13 プーケットサンドボックスを今日開始 バンコクパスト
https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2141115/four-flights-to-bring-first-tourists-to-phuket-sandbox
昨日30日、新型コロナ状況管理センターの広報官タウィーシン医師は、今日7月1日プーケットサンドボックスプログラムの初日は、4つの航空会社より合計249人の乗客がプーケットに到着予定だと発表しました。
主な乗客はイスラエル、アラブ首長国連邦そしてカタールからだと説明しています。
またプーケットサンドボックスの利用は直行便の他スワンナプーム空港の経由便でも可能です。
首相府のアヌチャー広報官は、プラユット首相が今日7月1日プーケットを訪問し、プーケットサンドボックスの実施状況を視察。プーケット空港で乗客を出迎える予定だと語りました。
プーケットは7月、合計426のフライトにより8,281人の観光客を受け入れ、3,613人を送り出す予定、そしてタイ政府観光庁の試算では今年の第3四半期で10万人の観光客がプーケットを訪れ、89億バーツの利益を生み出すと説明しました。
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